越境採用コンサルティング
「人材採用の成功は、世界から市場を俯瞰して理解することから始まる」
そしてギャップを強みに変える採用コンサルティングをご提供します。
日中ビジネス、日中間の採用をお考えの企業様
日中間で採用を考えているけど、拠点が変わると求める要件がどうも伝わらず良い人が採用できない。。。
国境を超えて、貴社のビジョンにマッチした、相手国の現地人材をご紹介します。
国境を超えて、活躍できる、英・日・中堪能なプロフェッショナルをご紹介します。
最も平均年収の高いITテクノロジー関連株式上場企業
下記はGDP世界1位米国、2位中国、3位日本にて、「最も平均年収の高いITテクノロジー関連株式上場企業」に特化した調査です。
米国
国名 | 米国 |
会社名 |
NVIDIA Corporation |
本社 | サンフランシスコ |
(グローバル展開) | |
平均年収 |
約1,840万円 ($170,068 ×108円) |
(2019年9月時点) | |
従業員数 | 13,277名(連結) |
平均年齢 | 約32歳(米国内) |
平均勤続 年数 |
不明 |
創業 | 1993年 4月 |
業務内容 | 半導体メーカー/AI |
中国
国名 | 中国 |
会社名 |
Tencent Holdings Limited |
本社 | 深セン市 |
(グローバル展開) | |
平均年収 |
約1,400万円 (872,400元 ×16円) |
(2019年9月時点) | |
従業員数 | 60,860名(連結) |
平均年齢 | 約30歳(中国内) |
平均勤続 年数 |
不明 |
創業 | 1998年11月 |
業務内容 | SNS/クラウド/ゲーム |
日本
国名 | 日本 |
会社名 | KEYENCE
CORPORATION |
本社 | 大阪市 |
(グローバル展開) | |
平均年収 | 2,110万円
. . |
(2020年5月時点) | |
従業員数 | 7,941名(連結) |
平均年齢 | 約36歳(日本内) |
平均勤続 年数 |
12.2年(日本内) |
創業 | 1974年5月 |
業務内容 | FA総合メーカー |
各国イノベーション都市のGDPと平均年齢(2019年度)
米国
2019年現在 | 米国 |
総人口 | 約3億3万人 |
GDP |
約2,3112兆円 ($21.4兆 ×108円). |
一人当たりのGDP | 約662万円 ($6511.6×108円) |
2019年 成長率 |
2.30% |
カリフォルニア州 | |
人口 | 3千951万人 |
GDP |
約345.6兆円 ($3.2兆×108円) . |
一人当たり のGDP |
約875万円 |
平均年齢 | 約36.7歳 |
各種税率 | 詳細はお問合せ下さい |
中国
2019年現在 | 中国 |
総人口 | 約14億5万人 |
GDP |
約1,528兆円 (95,497.02億元 ×16円) |
一人当たりのGDP | 約109万円 (68,203.7元×16円) |
2019年 成長率 |
6.10% |
深セン市 | |
人口 | 約1千344万人(常住) |
GDP |
約43.1兆円 (26,927.09億元 ×16円) |
一人当たり のGDP |
約320万円 |
平均年齢 | 約32.7歳 |
各種税率 | 詳細はお問い合わせ下さい。 |
日本
2019年現在 | 日本 |
総人口 | 約1億2千602万人 |
GDP |
約539兆円 . . |
一人当たりのGDP | 約442万円 |
2019年 成長率 |
0.50% |
東京都 | |
人口 | 約1千393万人 |
GDP |
約106.4兆円 . . |
一人当たり のGDP |
約764万円. |
平均年齢 | 約44.3歳 |
各種税率 | 詳細はお問い合わせ下さい。 |
一般的な広範囲の調査では見えてこない現実
実際に採用戦略を考える際は、各業界別に企業調査をする必要がありますが、
この3ヵ国の調査で「各国が注力しているテクノロジー分野」の理解につながります。
そして平均年収のみで比較すると、実はFA(ファクトリーオートメーション)分野の日本企業KEYENCE(キーエンス)が最高額です。
そして業界別で調べてみますと、例えば、中国のTencent(テンセント)の主業務である「SNS」を、「世界中での利用者数順」で比較すると、2019年時点で米国のFacebook(23億7,500万人)、中国のWeChat(11億1,200万人)、日本のLINE(2億1,700万人)となります。
Facebook米国本社の平均年収は約1,652万円、従業員数は連結で43,030人です。またTencent中国本社の平均年収は約1,400万円、従業員数は連結で60,860人です。実は平均年収、従業員数では大差はありません。
このように一般的な平均調査と、特定の業界・企業の実態には、違いが多々あります。
その違いを「本社と現地法人の両側面で理解する」ことが、越境採用を成功させる最初の鍵です。
それぞれの文化、物価、年収、勤続年数、そして各種税率の理解が重要
幅広いIT分野全般の平均年収が高く、多様性豊かな米国企業
2019年度の平均年収ランキング10位のMicrosoft $148,068から1位のセキュリティーソフトウエアPalo Alto Networks $170,929と、その差はわずか$22,860です。
また記載した2位の半導体メーカーNVIDIA(エヌビディア)等、分野も多岐にわたります。
なおGoogleやMicrosoftのCEOはインドご出身、NVIDIA創業者も台湾ご出身で、多様性豊かな組織創りも大きな魅力であり、グローバル展開を成功させる要因だと思います。
若者の成長スピードと昇給率のスケール感が凄い、中国企業
特に注目すべき点は規模でしょう。例えばTencentの従業員50,000名以上は中国勤務なので、年収約1,400万円×50,000名の従業員が、一人当たりのGDP約320万円の深センライフを楽しんでいる計算になります。
このスケール感はBAT(Baibu/Alibaba/Tencent)が同様なのはもちろん、BMD(ByteDance/Meituan/DiDi)も追いつけ追い越せの高待遇で急成長しています。
人口14憶人以上の世界最大級の市場は、「優秀な若者を世界に輩出する人材市場」としても、凄まじく進化しています。
創業200年以上の企業数世界一、長期的発展を重視する日本企業
KEYENCEの年収は日本企業内で特別ではないか?とお感じの方、確かに吐出しています。但し、同じFA分野のFANUC(ファナック)の平均年収も1,364万円を超える高年収です。
かつ平均勤続年数が長い。
KEYENCEは12年以上、FANUCは14年以上、他国と比較すると吐出しています。正式な数字は不明ですが私が知る限り、米国企業と中国企業の平均勤続年数は、3年から5年位でなないでしょうか。
チームワークを強化する人材育成に注力し、長期的発展を重視する。この点からも創業200年以上の企業数が世界一である日本企業の特性を感じます。
共通点が多い米国企業と中国企業、そして特殊な日本企業
日本企業、欧米企業、中国企業と実際に取引をしてきて、米国と中国は採用戦略や組織構築について共通点が多いと個人的に感じます。
先ず大陸主義で国内競争が激しく、格差を否定せず、短期勤務を恐れず、高年収で即戦力をヘッドハンティングしていくという点でしょうか。そして中国企業の年収も米国企業に追い付きつつあります。またそれぞれの特徴や違いはあるにせよ、大まかな点は欧州企業にも共通すると思います。
そして世界的にみて特殊なのは、日本企業ではないでしょうか。
先ずグローバル市場において、そもそも終身雇用制度はありません。つい最近迄その終身雇用を前提に採用をしてきたことが特殊でなないかと。そのような客観視は必要だと思います。
競合他社と違ったインパクトのある魅力
そして特殊とは「ユニークさ」であり、そのユニークさを活かしながら、今後変化し更に進化していく為にどうするのかという発想の転換が重要だと思います。
またNVIDIAもKEYENCEも、彼らの分野の売上高ランキングではトップではありません。だからこそ努力が報酬で還元されるという、「競合と違ったインパクトのある魅力」で優秀な人材の獲得に努めているのではないでしょうか。
世界市場を俯瞰して理解し、貴社の特性や他社との違いを「ユニークな強み」に変える。
そして魅力的な企業文化を発信していく採用戦略が大切です。是非、ご相談下さいませ。