【北京の高校教師が語る 『日本に向かう中国中高生のリアル』Vo.1】

【北京の高校教師が語る 『日本に向かう中国中高生のリアル』Vo.1】

お久しぶりです、越境人才コンサルタントの藤井です。 北京の国際学校の高校教師を始めて、一年が経ちました。 怒涛の日々ですが、国際教育は非常に遣り甲斐があります。 そこで是非、「日中人材を育成する現場」をお伝えしますね。 中国の教育事情を理解する上で、知っておくべき制度があります。 ①戸籍で、幼稚園から入学難易度が変わる。 ②中考で、50%以上の学生のみ高校に進学できる。 ③高考で、大学の合格点数が戸籍によって実は違う。 以上、詳細は複雑なので、誤解を恐れずに簡単に説明しますね。...
中国の⼤都市における「リアルなキャリア事情」 最終回

中国の⼤都市における「リアルなキャリア事情」 最終回

「⼈⽣は常にトレードオフ。捨てるものを決めれば、前に進める」 中国の⼤都市にいると、努⼒し続けた⼈のみが選択肢を⼿に⼊れることができ、⾃由は与えられるものではないことを実感します。だからこそ私は彼らを尊敬しています。 中国の厳しい競争社会について、いろいろと思うところはあります。しかし、競争原理が存在するのは世界共通です。 コロナ渦でオンライン上では世界とボーダレスに繋がりました。リモートワークであれば、どこからでも日本の仕事が出来ます。ほぼ時差のない近隣諸国からだと尚更です。 あなたはキャリアの差別化の為に何をしていますか?...
中国の⼤都市における「リアルなキャリア事情」 Vo.3

中国の⼤都市における「リアルなキャリア事情」 Vo.3

すさまじい学歴競争に勝ち抜くための教育事情 なぜ、学歴競争がそれほど激しいのでしょうか。理由は、「どの⼤学出⾝か」で就職先の選択肢が明らかに違うからです。 中国の⼤学進学率は50%を超え、21年の⼤卒者は909万⼈にまで増加しているといいます。企業数は増えていますが、急増する⼤卒者の受け⽫としては追い付いていないですし、そもそもスタートアップ企業などでは即戦⼒の中途採⽤を重視します。...
中国の⼤都市における「リアルなキャリア事情」 Vo.2

中国の⼤都市における「リアルなキャリア事情」 Vo.2

中国上場企業の⼥性役員率増加 1社平均1.39⼈ 報酬も向上   中国の⼥性のキャリアに関する⼀例として、具体的なデータに基づいてお話しします。 中国南開⼤学中国公司治理(コーポレートガバナンス)研究院が発表した「2021年中国上場企業の⼥性役員特別報告」によると、中国では2012〜21年の間で⼥性役員のいる上場企業は増加し続けており、21年は上昇幅が最⼤となりました。...
中国の⼤都市における「リアルなキャリア事情」 Vo.1

中国の⼤都市における「リアルなキャリア事情」 Vo.1

欧⽶企業や中国企業を知った上で実感する「⽇本企業の特殊性」 中国の⼤都市におけるキャリア事情とその背景について、厳しい現実も含め、私自身が感じるリアルをお伝えします。 今回のテーマについて話す前に、まず皆さんに質問があります。 「『キャリア構築』を考えるとき、⽇本企業の現状は、グローバルスタンダードか否か?」という問いです。  私の率直な答えは「NO」です。私は、⽇本企業はもちろん欧⽶企業との取引も多数あり、⽶国やヨーロッパの本社で働くビジネスパーソンとのやり取りもあります。...
日本と中国がチームでゲームを開発、「桜花スタジオ」の新たな挑戦

日本と中国がチームでゲームを開発、「桜花スタジオ」の新たな挑戦

中国に本社を置くグローバル企業「NetEase Games(ネットイースゲームス)」が今年6月、次世代家庭用ゲーム機用のタイトル開発のため、中国・広州と東京・渋谷を拠点とする「桜花スタジオ」を設立した。 NetEase Gamesは、中国本土や日本などを含む海外市場で人気のオンラインゲーム開発及び運営を行っており、現在100タイトル以上を展開、世界の各ストアランキングでも上位のヒット作品を多数生み出している。 なかでも「荒野行動」は、米調査会社Sensor...
教育を守り、医療を支える コロナ禍で活躍したセンスタイムのAI技術

教育を守り、医療を支える コロナ禍で活躍したセンスタイムのAI技術

Shares AI技術、特に顔認証の分野で世界から注目を集めているユニコーン企業「SenseTime (センスタイム)」。アジア最大のAIアルゴリズムのプロバイダーである彼らの技術は、教育、ヘルスケア、スマートシティ、自動車、通信、エンタテインメントなどあらゆる領域で活用されている。 センスタイムは、2014年に香港で創業。現在スタッフ数は4000名を越え、中国9都市や日本、シンガポールにも進出。多額の資金調達にも成功しており、現在の評価額は70億ドルを超える。...
「人才中心都市」深セン STEAM教育普及に燃える二人の女性

「人才中心都市」深セン STEAM教育普及に燃える二人の女性

「新しいイノベーションも、世界的な企業も、全て人が創り上げている」 そう私に実感をさせてくれる、人才力の高い革新都市、深セン。中国語では、人材を人才と書く。材=材料ではなく、才=才能という意味もある。私はこの「人才」という表現が好きだ。その人才中心都市深センで、実際に世界を舞台に挑戦している人々と直接触れ合い、そのリアルをお伝えしていきたい。 深センで旅を切り上げ、就職活動 「深センに降り立った瞬間、ここが探していた、新しい挑戦をする場所だと直感しました」...
世界の革新的都市と東京をつなぐ アクセラレーターHAXの挑戦

世界の革新的都市と東京をつなぐ アクセラレーターHAXの挑戦

「私たち日本人自身が、日本人のさらなる可能性を信じる」 この言葉で、私に勇気を与えてくれたのは、日本から深センにあるHAXの本拠地へと飛び込んだMiki Watanabeさんだ。 日本人と中国人のハーフで日本国籍を持つ彼女は、日本と中国とアメリカで育ち、日中英の3カ国語に堪能、前職のマッキンゼーではアフリカでの新規事業にも挑戦してきた。 そんな彼女が、何故、HAXに参画したのか? 次のように力強く語る。...
深センから世界を繋ぐ多言語学習アプリ「HelloTalk」創業者の夢

深センから世界を繋ぐ多言語学習アプリ「HelloTalk」創業者の夢

「HelloTalk(ハロートーク)」は150言語が学べる世界最大の多言語学習コミュニティーアプリケーションだ。現在、世界200カ国で利用されており、ユーザー数は1300万人を超えている。そのうち日本人は13%強、アクティブユーザー数では最多で、確実にファンを増やしており、私もその1人である。 世界中の人たちをオンラインで繋ぎ、ともに語学学習できるというこのアプリは、2013年に中国の深センで誕生した。 創業者のZackery Ngai...
シリコンバレーで構想、深センで起業 Ankerの「企業文化」という強み

シリコンバレーで構想、深センで起業 Ankerの「企業文化」という強み

「ここまで国籍を感じさせない、多様性豊かな企業があったのか?」 それがAnkerに出会った時の第一印象だった。そして今回、中国の深セン本社、米国のシアトルオフィス、東京にある日本法人の3拠点を取材して、彼らの「企業文化のイノベーション」を実感することができた。 アマゾンをはじめとしたEC市場のモバイルチャージー関連部門で圧倒的なシェアを誇るAnkerは、愛用者も多いのではないだろうか。同社は2011年、中国で創業された。...
モノが心に寄り添う、より良い社会 杭州発AI+IoTパイオニアの挑戦

モノが心に寄り添う、より良い社会 杭州発AI+IoTパイオニアの挑戦

突然だが、私は映画「アベンチャーズ」のなかでは、アイアンマンのファンだ。なかでも、アイアンマンことトニー・スタークを助ける、優しい秘書ロボットのような存在がいてくれたら……と考えていたが、まさか、そんな世界が実現するなどとは思いもしなかった。 そんな夢の世界が本当に実現するのだと確信に変わったのは、AI+IoTのプラットフォームのパイオニアである「Tuya Smart(ツヤスマート)」という企業に出会ってからだ。彼らは、杭州と「人才中心都市」深センを繋ぎ、世界を舞台に新たな挑戦を展開している。...
深センで進化する起業家コミュニティを「無給」で支える女性の情熱

深センで進化する起業家コミュニティを「無給」で支える女性の情熱

「世界を知る、そして祖国を知る。深センをハイブリッドに進化させたい」そういつも私に、熱く眩しく語ってくれる素敵な女性と、「人才中心都市」深センで、また出会うことができた。 彼女の名前はGrace Zhang。シリコンバレーで発足し、現在約125カ国・500都市でスタートアップの起業家やイノベーターをサポートするコミュニティーを展開する「Startup Grind」の深センでの運営責任者だ。 「Google for Entrepreneurs」などのグローバルパートナーや、「Tech...

【北京の高校教師が語る 『日本に向かう中国中高生のリアル』Vo.1】

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